過去→現在そして未来
ガンダムビッグバン宣言
AfterReport


1998年8月1日
機動戦士ガンダムの20周年にむけての大規模なイベントが開催されました。
会場はパシフィコ横浜 国立横浜国際会議場「国立大ホール」で
料金は全席指定の1800円で意外と安いかも。

開場は午前10時30分
開場時間よりちょっと早めに着いたにもかかわらず、開場の外は1000人くらい長蛇の列。
国立横浜国際会議場のまわりを半周するくらい並んでました。
全席指定のイベントなのになんでみんなこんなに早くから来てるの?
写真は開場後会場内に入ったところ。

中央にみえるのは約2mの1/9ガンダムとシャアザク。
みんなの注目の的でした。
このスペースでは最新のプライズやプラモデルなどのガンダムグッズがズラリと並んでいました。
この時点ではチケットのもぎりはしておらず順番に整列してます。
これが後に悲劇になろうとは....

とりあえず遠目で撮影
あとであおりで迫力のある画を撮ろうと思ってました。
左にはMGの最新作のガンダムmkIIが飾ってあります。

最大接近!!!


...で 、その悲劇とは

一度チケットのもぎりをして中に入るとこの場所には二度と入れないのでした。

そんなんありかよバンダイさん

というわけでこれらは一瞬のうちに見納めです(大泣き)。

会場内には販売ブースが所狭しとならんでいました。
で、隅っこのほうでみつけた今秋発売予定となっていたクリスタルのガンダム。
写真ではちょっとわかりにくいですけどクリスタルのブロックの中のガンダムは全て点でできています。
キレイでした。
あとは限定のプラモデルやジオン軍旗、テレカ、ポストカード、ポートレート、限定ジグソー 、CD、書籍の販売をしてました。
あ、ガシャポンもありましたね。

ちょっと白トビしてますがビッグバンプロジェクトのロゴです。
ステージ中央にライトアップされてました。
自分の席はA16列9番で、1階の前のほうでしたが、端っこのほうで、音が回り込んで音響が最悪でした。
写真は開演前。
正面にコスプレシャアがいます。


会場内が暗くなってパイロットの呼吸音がフェードインしてきました。
そしてスクリーンにはザクのモノアイが光り、 いよいよ始まりました。
「ザ・インプレッション・オブ・ファーストGUNDAM」 です。
6ch立体音響を一部採用した「新録音」の音声による「ファースト ガンダム・マルチビジョン ダイジェスト」。

280インチの画面が3つ横並びになっていて効果的にそれぞれが別の画面だったり同じ画面だったりしてむちゃくちゃカッチョ良くて感動です。

シャッターチャンスを狙おうと思っていたんだけど、あまりカメラの画面を気にしていると肝心なデカイ画面が見れなくなってしまうので適当に撮ってました。

「いまはおやすみ」とか、「ビギニング」とか
くー、音楽のセレクトもメチャクチャいいぞー。

ララアの最後のシーン
涙出そうになりました。
いや、全編とうしてなんですけどね。
この辺の映像は劇場版の映像を使ってましたね。
ラストシーンです。
目頭がかなりあついっす。
このシーンは何度みても感動します。
ガンダムってサイコー
「ザ・インプレッション・オブ・ファーストGUNDAM」 が終わるとすげーカッチョイイ音楽が。
「颯爽たるシャア」のクラブリミックスバージョン(?)が流れました。
CDとか出てるのかな?
イベントの司会進行役はジュドー役の矢尾一樹さんとカテジナ役の渡辺久美子さん。
そしてご意見番としてリモートの池田貴族さんが登場。 意外と作品の内容に疎い声優さんをサポートする重要な人だったと思います。
あいかわらず毒舌なかんじですけど。
「ザ・ヒストリー・オブ・ガンダム」と題した歴代ガンダムのオープニングを流しながら司会の3人が小声でトーク...って

何喋ってるか聞こえねーっ!!!

合間合間にゲストが登場。
写真はカミーユ役の飛田展男さん、フォウ役の島津冴子さん登場時のもの。
池田貴族氏がカミーユが最後ガイキチになるところが凄いとか、プレステのZガンダムは見事なクソゲーっぷりだったなど、毒舌連発してました。そのほかのゲストとしてGガンダムのドモン役、マスターアジア役の声優さん(誰か知らん)、08小隊の主題歌を歌っている米倉千尋さんも登場。米倉さんの新曲も1曲歌いました。

しかしこのイベントでGガンダムがいかに人気があるかわかりました。
世も末だと思います。

ビデオレターのコーナー(笑)。
ガンダムについての思い出を語ったりしてました。
最初が美樹本晴彦氏、つきがゆうきまさみ氏、そして最後が写真の大友克洋氏。
大友氏の「あの頃はヒマでした」 っつーのは笑えた。

いよいよ大詰めというか本題のビックバン構想の発表です。
サンライズのプロデューサー植田益郎氏が登場。そして一つ目が来年のテレビスペシャルとして実写+CG作品の「G-SAVER」の紹介がありました。 外国人スタッフの紹介と映像のスチールの紹介だけでなんだか不明瞭な感じで 肝心の動いている映像はこの日から公開された「ガンダム・ザ・ムービー」で見れるとのこと。 今回のイベントではみせてもらえませんでした(ケチ)

そして新しいTVシリーズとして「ガンダムAプロジェクト」が動き出したとの発表がありました。

そしてスタッフ紹介。まるでアカデミー賞の発表のような勿体つけてドラムロールまで流して登場した監督は富野由悠季氏でした。やっぱガンダムはこの人じゃなきゃー。

そしてキャラクターデザインには、なんとCAPCOMのメインデザイナーともいえる 「AKIMAN」こと安田晃(字違うかも)氏です。 そしてメカデザインは大河原邦男氏に加えブレードランナー、スタートレック、 エイリアンのデザインワークで有名なシド・ミード氏が担当するとのこと。
写真はシド=ミード氏

まだ企画も立ち上がったばっかりで殆ど決定事項がないみたいでしたが 宇宙世紀ものでU.C.0200くらいの話になるみたいです。
あと富野監督はいい女がたくさん登場する「メロドラマ」を作ると言っていました。
#一瞬ブレンパワードが頭をよぎりました...(^^;)。
富野作品が好きな自分としては思い切った作品作りに期待します。
写真は富野監督がビッグバン宣言をしているところ。
このあと富野監督の「ビッグバン」の掛け声とともにステージ両脇の花火(?)が爆発してみんなびびってました(笑)。

最後は大友克洋監督による3分弱のフルCGアニメーション「GUNDAM mission to the Rise」が上映されイベントの幕が下ろされました。

CGは凄いですけど「ワープホール」とか出てきちゃってもはやガンダム世界じゃないんですけど....

頭部バルカンを打ちまくるガンダム8号機
あっという間に終わってしまったので良くわかりませんでした。
ストーリーは殆ど無いです。
とにかく派手な映像でした。
まぁかっこよかったから良しとするか。

おわり